No.122 女性・相談内容:相続⇒兄弟姉妹とその子らに相続が発生し、多数の相続人の相続を解決した事例
遺言作成
・事情
ご相談者の兄が亡くなり、兄に妻や子供がいなかったために、どのように事後処理すればよいかわからない状態でした。ご相談者も高齢であり、各部署に手続のために足を運ぶのは困難であり、他の相続人となる人との連絡も困難な状態でした。
・結果
弁護士が介入することで、初めに相続調査を行い相続人を確定し、財産調査も行い遺産総額を確定させました。その後、各相続人に資料を送付し、事情を説明したうえで、相続分の譲渡や放棄をしていただくことで、相続人を減らしていき、最終の相続人に法定相続分に沿って遺産を分配しました。
・解決ポイント
まずは、こちらの事情を知ってもらうことで、関係が断絶していた相続人らに相続を放棄してもらうことを促し、その上で、相続手続を希望するということであれば、ある程度の費用の負担や、手続の負担をお願いするという形で、話し合いを行っていきました。まったく事情の分からない相手からは相続するのは法律上当然だからなど、言われることもありましたが、法律と実情が乖離している部分については、できるだけ丁寧に説明し、ご理解いただくように努力しました。
The following two tabs change content below.
黒田 充宏
大阪府大阪市生まれ。総合ゼネコン勤務後、司法書士合格後 司法書士事務所勤務を経て、司法試験合格。東大阪と奈良に拠点を構え、地域密着型で相続案件のサポートにあたっている。相続案件の解決指針として、人間関係に配慮し、被相続人の意思を尊重することをモットーとしている。
最新記事 by 黒田 充宏 (全て見る)
- No.125 女性・相談内容:預金の払い戻し⇒相続における預金の払い戻しの手続を弁護士が代行し約5600万円の払い戻しを行った事例
- No.122 女性・相談内容:相続⇒兄弟姉妹とその子らに相続が発生し、多数の相続人の相続を解決した事例
- NO.107 男性・相談内容:相続放棄・遺産分割 ⇒相続放棄の交渉やその後の遺産分割の調整を行った事件
- NO.102 女性・相談内容:公正証書遺言等作成 ⇒生前にあらかじめ遺贈の受贈者との交渉をまとめたうえで,正証書遺言を作成した事案
- NO.76 男性・相談内容:遺産分割 ⇒ 遺産分割協議書を作成し、相続登記を行った事案
- NO.74 男性・相談内容:特別縁故者財産分与請求 ⇒ 特別縁故者が分与請求する前提に相続調査により相続人が発覚したが相続分の譲渡を受けた事案
- オンライン会議・電話を用いた法律相談(TV会議システムや電話を用いた面談可)
- 相続サイトをオープンいたしました